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2012海外トレーニングキャンプの様子

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2012海外トレーニングキャンプの様子

 コンチネンタル・サイクリング・センター・修善寺(以下「CCC修善寺」)は、Thai Cycling Association(以下「TCA」)の協力の下、海外トレーニングキャンプをタイ王国・バンコクにおいてアジア地域の各国競技連盟(NF)から推薦されたコーチ及び選手を対象に「2012 MOBILE SUB CENTER (Training Camp) at BANGKOK THAILAND」を実施いたしましたので、下記のとおりご報告いたします。また、引き続き同会場にて開催されました「タイ王国自転車競技選手権大会(トラック競技)」へ同キャンプ参加者が出場いたしましたので、併せてご報告申し上げます。

Ⅰ)「2012 MOBILE SUB CENTER (Training Camp) at BANGKOK THAILAND」


1.実施場所及び期間 タイ王国・バンコク  フアマーク自転車競技場 (333.3m; コンクリート・屋外)
                           平成24年10月31日(月)~11月10日(土);出入国日含む


2.出張用務及び目的
        ① 南・東南アジアの競技発展途上国を中心とするアジア全域におけるトラック競技の普及を目的として、TCA協力の下、コーチ及び選手のトレーニングキャンプを実施。
        ② アジア地域の有望選手発掘
        ③ CCC修善寺の紹介並びに、更なる利活用促進のためのPR活動


3.出張者(CCC修善寺コーチ&スタッフ)
        ・総括者        矢島正雄(CCC修善寺センター長)  出張期間;11月6日~11月12日
        ・ヘッドコーチ   加藤   昭(CCC修善寺ヘッドコーチ)出張期間;10月29日~11月12日
        ・コーチ        野田尚宏(CCC修善寺アシスタントマネージャー&コーチ)  出張期間;10月29日~11月12日
        ・事務局兼アシスタントコーチ 荻野  稔(CCC修善寺アシスタントコーチ) 出張期間;10月29日~11月12日
                                                 
4.参加人数  コーチ・オフィシャル 12名   選手12名       合計 24名
                   3カ国より参加  (別紙1 参加者名簿 参照


5.活動内容

  同トレーニングキャンプは、その開催主旨の一つにある「自転車競技新興国に対する競技普及のアプローチ」の目的から、南・東南アジアにおけるいずれかの国で開催される「ACCトラックアジアカップ」の直前に、同じ会場においてトレーニングキャンプを開催する事が通例であったが、平成24年度に関しては、同大会がイランのテヘランでのみ開催となった。この海外トレーニングキャンプは、アジア全域から広く多国籍の参加者を集め、なるべくトレーニング及び生活環境が良く、治安の安定した安全な場所で選手をトレーニングに集中させなければならない。しかしながら、当該国(イラン)では宗教上の理由から、食物の制約や女性アスリートの競技及び生活制約が強いられる可能性が高いことから、開催は不可能であると判断するに至った。そこで、そのような条件を満たす開催場所を検討した結果、やはり、南・東南アジアからのアクセスが良く、また国際空港から会場までの距離も適当であり、我々の事業に対して協力・連携が不可欠とされる地元NF(TCA)の事務所が会場内にあることから、各イレギュラー対応にも臨機応変に対応できるタイ王国・バンコクでの開催となった。またTCAは、本キャンプの主旨を十分理解して、非常に協力的であり、キャンプ直後の同国内選手権大会に、キャンプ参加者が出場する事を提案・歓迎してくれた。


① トレーニングキャンプの実施

  一部の選手を除いては、ほぼジュニア及びユースのカテゴリーの選手が参加した。香港チャイナは、修善寺での第1回キャンプ(5~6月開催)に引き続き、ジュニアの女子選手2名、地元タイ王国は、6つに分かれた地域からそれぞれ選抜された6名(男女3名ずつ)と10名のコーチ陣、そして昨年に引き続き、自国に競技場を有さないベトナムから女子選手4名とコーチが1名、オフィシャルが1名参加した。ベトナムに関しては、昨年の経験者が2名いたが、他の2名はトラック競技初経験者であり、トラックバイクも保有していないため、地元のTCAに依頼して、キャンプ期間中は自転車を借りてキャンプに臨んだ。また、同国はトラック用部品等の在庫も乏しいため、TCAや地元のタイ王国の参加コーチが、様々な部品等を提供してくれてトレーニング実施に至ることができた。プログラムに関しては、前半をポテンシャルトレーニングにより基礎的身体能力を向上させること及び基本的な競技技術の習得を図り、後半からパワートレーニングにより筋出力能力や神経活性のためのプログラムを組んだ。参加選手は、全員上述のタイ国内選手権へ参加希望であったため、直前には調整期におけるメニューを実践した。トレーニングと並行して、毎回参加コーチのために、その日のトレーニングの狙いや自身の選手に関する乗車フォーム・ペダリングの改善点、また中長期におけるトレーニングプログラムの立て方などをスポーツ生理学、バイオメカニクス等を基に説明した。その際、心拍計やデジタルカメラなどの機器を利用してコーチに分かりやすく説明した結果、コーチは直ぐに選手たちに指導(データのフィードバックも含む)を行っているように見受けられた。また、コーチ研修に関して、後半からトレーニングごとにチーフコーチをローテーションさせ、実践の中でコーチングスキルを習得してもらった。特に今回の参加コーチは、こちらからの指示がある前に皆主体的に動き、またミーティングでもこちらの説明を注意深く聞いて直ぐ実践する、前向きなコーチが多かった。チーフのローテーションを設定する前に、既に周回管理や選手のフォームチェックなど自主的に動いていた。今後彼らが、地方に帰り、ここで得たコーチングスキルを発揮して、ハイレベルな競技の普及が浸透していくと確信している。具体的なトレーニングプログラムは別紙2を参照いただきたい。
  また、期の途中に2件ほど落車があった(共にベトナム選手)。1名は、後頭部を裂傷したため、TCAにより近隣の病院へ搬送されたが、数針縫う程度のけがにおさまった。他1名は、擦過傷程度で済んだ。病院搬送に関しても、TCA事務所が近いこと、常駐スタッフが慣れていることが迅速な対応に繋がったと思慮される。
    トレーニング内容の検証に関して、かなり「追い込んだ」ハードなトレーニングを実施したため、選手は疲労を隠せなかったが、大会直前の数日で調整期用のプログラムによりリカバリーを効果的に行うことで、それぞれ思った以上の好成績をおさめられたようである。特筆すべきは、ジュニアの女子スプリントにおいて、ベトナムの選手が堂々の3位を獲得したことである。帰国後、ベトナム車連の担当者が見ても、彼女らのスキルアップは明らかであるとのお礼のメッセージをいただいた。(別添1参照)     また、参加した各コーチから、感想等をいただいたので、別添2として添付することとする。


② アジア地域の有望選手発掘

  2002年にCCC修善寺が設立され10年が過ぎようとしているが、当初の同地域とのレベルと比較をすると格段にレベルアップしていると思われる。後述するが、タイの国内選手権で参加者以外の自転車競技者の乗車フォーム、ペダリングスキル等を見ても一目瞭然である。過去に参加経験のあるコーチが率いるチームは、大会前のストレッチから、こちらで実践した通りプログラミングをしていたことが印象的であり、彼のチームは相当数の入賞者を出していた。また、選手層の厚みからしてみてもかなり底辺の拡大を図っており、競技者数が増えた感じがした。一方、今回の参加者では、皆期待されるジュニアやユースカテゴリーの選手たちであったが、なかでもSakanya Sanamit選手(THA)などは、非力ながらも乗車センスが良いと見受けられた。またPang Yao(HKG)選手も高いポテンシャリティを有しており、今後が期待される。今後も、彼らには優秀なコーチ陣による指導のもと、段階的かつ確実にステップアップしてアジアを代表する選手に成長して欲しいと願う。


③ CCC修善寺利活用PR

   毎回行われたコーチミーティングの中で、本センターの施設や可能なトレーニングなどを含め、コーチ陣に利活用のPRを行ったところ、タイの数人のコーチから、「是非今後もトレーニングキャンプに参加させたいと思うが、具体的に費用はいくらか?」等の質問を受けた。やはり。このようなトレーニングキャンプや海外での事業実施の際には、併せてPR活動も必須であることを改めて感じた。


Ⅱ)「タイ王国国内選手権大会(トラック競技)」

  上述した通り、我々のキャンプ参加者は全員同大会へ出場したので、簡単にレポートすることとしたい。同大会は、シリーズ戦で2012年、今回5回目であった。国内の6地域から参加チームが集まり、それぞれの種目及びチーム対抗で競い合っているようである。過去来のCCC修善寺トレーニングキャンプへの参加したコーチや選手もかなり参加しており、良い成績を収めていた。全体的にみると、以前と比べてかなり乗車フォームやペダリングなど改善されたように見受けられたことは、我々の技術的な理論と実践が浸透され始めていると推察される。
 キャンプ参加者に関して、選手だけの参加である香港チャイナの選手2名について、タイ国内のロイヤル・ポリス(皇室警察)チームが、大会期間中彼女らのウォーミングアップを含む全てのケアを実施してくれた。ベトナムチームに関しては、コーチ帯同であったため、トラック競技における彼らの自立を促す意味でも、サポートはアドバイス程度にとどめた。
 また、TCAからの要請があり、ケイリンレースのモーターペーサーを務め、トラック競技の発展を後方支援した。


Ⅲ) 総括

 今回、参加国は3カ国と少なかった。しかしながら、このキャンプの最大の目的として、競技新興国(特にトラック競技)への普及振興のアプローチという目標がある中で、昨年に引き続き2年連続でベトナムチームが参加してくれたことは、今後の同地域における競技発展のためには、非常に意義深いものと思慮される。彼女らは、トレーニングのみならず、タイのトラック国内選手権大会への出場を果たし、また同大会で銅メダルを獲得するに至った。この事実は今後、同地域における自転車競技普及に関する他国への波及効果・好影響を期待する事ができる。さらに、キャンプの終了後、受入れに全面協力をいただいたTCAのSecretary General(理事長・事務局長)のLT. Decha Hemkrasri氏から、広い視点での自転車競技の普及発展の観点から、同事業(海外キャンプ)の高い意義に賛同し、彼若しくはTCAの持ち合わせる当該地域での強いネットワークを利用して、今後カンボジア、ラオス、東ティモールなどを中心に更なる新興国へのアプローチ(キャンプ参加の呼び掛け)にも協力していきたい旨の発言をいただいた。同地域においては、我々もネットワークが希薄であることから、同事業の目的を遂行する上では、TCAの協力により非常に有効な連携が築いていくことができると思慮されるキャンプ開催であった。


6.報告書    別添レポート、写真





2012 Mobile Sub Center at Bangkok

Continetal Cycling Center Shuzenji (CCC Shuzenji) held “2012 Mobile Sub Center at Bangkok Thailand (Training camp and coaching course)” with great cooperation by Thai Cycling Association (TCA). We accepted and trained riders and coaches who were recommended by each their National Federation. Also, the participants took part in Thailand National Championships was held at same venue just after the camp. So, we would like to report to you about our training camp and the championships, too.

Ⅰ)2012 MOBILE SUB CENTER (Training Camp and coaching course) at BANGKOK THAILAND

1. Venue and period
        Hua-mark velodrome  Bangkok  Thailand        333.3m  concrete surfaced  outdoor
        From 31st Oct. to 10th Nov. 2012


2. Purpose

        ① Promotion of track cycling at mainly South East and South Asian countries by training camp and coaching course with cooperation of TCA
        ② Discovery of promising riders in Asia
        ③ Introduction of CCC Shuzenji and public relation activities for promotion of utilization


3. Member (Coaching staff of CCC Shuzenji)

        Generalization   MASAO Yajima     (Superintendent of CCC Shuzenji)
        Head coach      AKIRA Kato     (Head coach of CCC Shuzenji)
        Coach            NAOHIRO Noda     (Coach of CCC Shuzenji)
        Assistant coach and general affairs     MINORU Ogino     (Assistant coach of CCC Shuzenji)


4. Number of participants … as appendixf

        Coach and official 12 persons

        Riders 12 persons

        Total 24 persons

        From 3 countries (as appendix name list)


5. Contents of activities

 For every year, we held the mobile training camp just before ‘ACC Track Asia Cup’ was held at any South or South East country until last year. However, the cup would be held only in Teheran (IR of Iran) in 2012. We could not get information enough in advance to hold a training camp. So, we held it in Bangkok, Thailand, in this year, too. The reason of decision are ① very good  location for access from every neighbor countries of there is at center of South and South East Asia ② the venue is closed location from International airport ③ there is the NF’s administration office in the venue (velodrome), so they will be able to react any irregular accident and problem. ④ the host NF understand very well with our purpose of promotion of cycling at the area to hold training camp. So, we decided the place as the venue of our training camp. Also, TCA accepted and welcome that our participants take part in their national championships would be held just after our training camp.


A) Training camp

Almost riders are youth or junior riders. 2 female junior riders from Hong Kong China who participated in our first training camp at Shuzenji in May and June. 6 riders (3 male and 3 female) from 6 provinces and 10 coaches from Thailand. This year again, Vietnam team sent from 4 female riders, 1 coach and 1 official. 2 of Vietnam riders participated in our camp last year, but other 2 riders are beginner of track cycling. They don’t have track bike, so they borrowed 2 track bikes from TCA during the camp. Also, TCA and Thailand’s coaches lent and provided many parts of track cycling for Vietnam team. So, we could hold the camp for successfully. In the training, we programmed potential training in the first half of the term for increasing basic physical abilities and basic skill of cycling. Then, in last of the period, we programmed for increasing their ability for output power of muscle and neural activation by power training. All riders took part in the Thailand’s championships, so we programmed training for taper period just before the race. Additionally, we had the meeting for coaches after every training. We lectured and explained to them about the target of training in that day, riding form and improved point of pedaling, also how to program training in the middle/long term based on sports physiology, and biomechanics. We used some items, heart rate monitors, digital camera and so on for the explanation. In the result, we could seem that almost coaches understand our advices and they taught them (including feedback of their data) to own riders immediately. Also, we appointed a coach as chief of the training in every time by rotation in last of the term for increasing about their coaching skills. Especially in this time, participated coaches active initiative before we direct to them. Additionally, they listened attentively our advices in their meeting and put in practice immediately, almost of them are positive coaches for cycling. From a first half of the term, they did management of laps, check of rider’s form and so on. So, we can expect about promotion of cycling level in own provinces by their learned coaching skill. Regarding concreted training program, please check appendix sheet. Also, riders were crashed 2 times during the camp (both of Vietnam riders). 1 of them was ruptured her occipital (back of the head), so TCA took her to the hospital immediately. She was treated some stitches. Other one damaged only abrasion. Regarding take to the hospital, fortunately, TCA could response quickly, because their office is in velodrome and they are accustomed to deal with crash and injury.
  Regarding verification for training contents, these were very hard one, so riders could not hide their fatigues, but they could record the good results in the championships due to effective recovery programs for taper period just before the race. Of particular note was that one Vietnam rider got a bronze medal at sprint event in the race. After we came back to Japan, we got the recognition comments from Vietnam Cycling Federation about improvement and increasing female rider’s cycling skill. And participated coaches expressed their impression, opinion and so on about our training camp as appendix.


B) Discovery of promising riders in Asia

We think the Asian cycling level boost up certainly now to compare than 10 years ago when CCC Shuzenji was established. We could see and confirm the fact from riding form, pedaling skill and so on of riders at Thailand National Championships. One coach of teams who participated in our training camp made practice along with our programs from stretching before the training. And a lot of his riders got many prizes in the race. Also, we felt the country can promote to expand about based category for athletes to see many young riders. On the other hand, in our participants of this camp, almost riders have huge potentiality to be flourished in the future. In particular, we could seem that Ms. Sakanya Sanamit (THA) has a good sense for control of bike and Ms. Pang Yao (HKG) also has a high potentiality, we hope all riders will be flourished in the future. We hope they will step up certainly and become Asian top athletes in the future.


C) PR for utilization of CCC Shuzenji

We active PR for utilization of our center including our facilities and training in coaches meeting. Thai’s coaches said they want to send riders and coaches to Shuzenji center and how much money they need to pay in that case. We received some questions about us. So, we felt like this occasion for the PR is very important at our overseas activities.


Ⅱ)Thailand National Championships (Track event round 5)
 I would like to report about the race, because all participants of our training camp took part in the championships. This race was round 5 of the championships. The teams from 6 provinces in Thailand took part in the race at each event. Also, a lot of riders and coaches who participated in our past camp joined the race and they recorded many good results. In whole, we seemed their riding forms, pedaling skill and so on are improving than before and begin to sink in them about our theory. Regarding 2 female HKG riders, Royal Police team in Thailand took care of them including warming up during the race, because HKG riders didn’t have any own coach. On the other hand, Vietnam team has a coach, so we gave them only advices of track competition for their independence at the track race.
Also, we received a request from TCA for motor pacing at the Keirin race, so we did it to promote for track cycling in Asia.


Ⅲ)General overwiew
In this time, the participated countries were only three. However, Vietnam team participated in the camp this year again is very significant outcome, because the biggest aim of this camp is approach of promotion and development for competitive cycling in development countries of cycling (especially track event) in this area. They were trained, took part in championships for track event and got a bronze medal in the race. It would be expected that’s fact has a significant positive impact on around countries. Moreover, Mr. LT. Gen. Decha Hemkrasri who is vice president of Asian Cycling Confederation and secretary general of TCA said they will approach to join the camp to Cambodia, Laos, East-Timor and so on with their strong-connection and net-work in this area. Because I think that they assent our aim of the camp again, strongly. We don’t have enough connection in this area, so it must be more important to build a good net-work with them for achievement to our goal (aim) in the future.


6.Report    Report and Phote


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