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2013 第2回トレーニングキャンプの様子

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2013 第2回トレーニングキャンプの様子

コンチネンタル・サイクリング・センター・修善寺(以下「CCC修善寺」と略す)は、下記のとおりアジア地域の各国競技連盟(NF)から推薦されたコーチ及び選手を受け入れ、“2013 Second Training Camp”を実施いたしましたのでご報告いたします。


1.開催目的

国際自転車競技連合(UCI)提唱のワールド・サイクリング・センタ-(WCC)構想の下、アジア地域のサブセンターとして世界で活躍できるアスリートの育成・輩出を包括的に普及促進するためのトレーニングキャンプとする。今回はユースからエリート選手まで幅広い年齢層が混在する参加者構成である。従って、彼らそれぞれの年齢・レベルを考慮して、長期的な育成ビジョンに立脚したトレーニングプログラムを実施する。過去に参加経験のある選手に関しては前回からフィジカル・スキルの向上度合いに関してアセスメント及び更なるステップアップのためのトレーニングを行う。初参加の者については、基礎的なプログラムにより技術及び知識の習得を促す。
また、エリート選手については、次世代を担う指導者となりうる人材であることから、コーチとしての見識を習得しながら自身のスキルアップも望めるようなトレーニング内容、声かけをしてくこととする。


2.受け入れ期間

平成25年11月8日(金)~11月21日(木)


3.受け入れ人数

        香港チャイナチーム   選手 2名

        シンガポール      選手 1名

        タイ王国        選手 3名

        合計          選手 6名


4.参加国 上記のとおり


5.参加者氏名 別添リストのとおり


6.CCC修善寺スタッフ&コーチ

 総 括       矢島正雄 (CCC修善寺 センター長)

 スタッフ      土屋真人 (CCC修善寺 マネージャー)

           野田尚宏 (CCC修善寺 アシスタントマネジャー&コーチ)

 ヘッドコーチ    加藤 昭 (CCC修善寺 ヘッドコーチ)

 コーチ       宮地一夫 (CCC修善寺 コーチ&メカニック)

 アシスタントコーチ 藤井 寿 (CCC修善寺 アシスタントコーチ)

 アシスタントコーチ 木庭翔吾 (CCC修善寺 アシスタントコーチ)


7.使用施設

伊豆ベロドローム(屋内250m板張り走路)・ウェイトトレーニング場・測定室(日本競輪学校)、サイテル(宿泊)、会議室・医務室(管理棟)、振興部事務室


8.使用備品

ディスクホイール(前後輪)、スペア車輪、無線機、国旗、ストップウォッチ、 デジタルカメラ、毛布、車両(2tトラック・マイクロバス・振興車)、コンプレッサー、 心拍計、パソコン、プリンター、1/1000電気計時システム、スターティングブロック、 カウントダウンタイマーシステム、ローラー、事務所機能一式、 その他(工具・ギア等)、


9.トレーニング内容(プログラムについては別添参照)

 今回は、香港チャイナ(以下香港)、シンガポール、タイ王国の3ヵ国からの参加であった。年齢層はユース(15-16歳)から31歳のエリートカテゴリーまでと幅広く、全ての参加者が同じ日に来日できたため、日本競輪学校での台上走行機試験をはじめ、全員同時にトレーニングプログラムを進行する事ができた。ちなみに、カザフスタンからも参加申し込みがあったものの、自国の渡航予算の問題により直前にキャンセルがあったことを申し添える。
香港及びシンガポール選手に関しては、過去のトレーニングキャンプに参加経験があるため、測定の結果及びフォーム・ペダリングスキル等前回と比較をしてデータのフィードバックと共に更なるステップアップのための指導を実施した。タイ王国の3名の選手については、年齢層が若いこととキャンプも初参加のため、基礎的な内容のトレーニング及びアドバイスを心がけた。フォーム・ペダリングスキル及び測定結果のフィードバックのタイミングについては、実走の写真データも併せて同時に選手へ返してあげることにより、選手自身が測定データと実走時におけるフォームやペダリングとのリンクがされやすいように配慮した。また、口頭だけでなく可視化されたデータを手渡されながら説明・アドバイスを加えることで選手も理解度を深めてくれたようであった。それらに基づき、効率的に力を推進力に伝えることができると考えられるバイクポジションを調整した。また、ハートレートモニターを利用して心拍数を管理しながらスポーツ医科学理論に基づいたトレーニングプログラムを実施した。通常、トレーニングの効果測定のためキャンプ最終日には電気計時システムによるタイム測定を実施するが、今回は期間中に「第44回JBCF全日本トラックチャンピオンシップ」が伊豆ベロドロームで開催されたため、全日本実業団自転車競技連盟のご協力の下、タイムトライアル種目へオープン参加をさせていただき、通常のトレーニング時とは違った雰囲気の中、タイムトライアルを実施する事ができた。期の途中ウェイトトレーニングを実施したが、フォームを重点的に指導してその重要性、必要性を説いた。 また、11月の開催であったが、期間中は例年と比べてかなり気温が低い日が続いた。日本よりも暑い気候の国々から来ている選手のため、トレーニング以外でも体調管理については細心の注意を払った。毎朝起床直後の体重及び心拍を計測して一覧表に記入させることにより、指導側の選手のコンディションモニターの指標とすると同時にキャンプ期間中がいでも日頃からの体調管理を選手自身により気をつけるよう指導した。同時に、外出から帰ってきた際には塩水でうがいを徹底することも義務付けた。ハードなトレーニングから膝痛者も出たが、鍼灸師の免許を持つヘッドコーチが針治療施術により痛みを緩和させた。


10.トレーニング効果

上述のとおり、フォームやペダリングスキルのアドバイスを実施した以降は、選手に対してトレーニングの開始および終了時にそれぞれの連続写真を提示して説明を繰り返すことで、そのポイントを留意しながらトレーニングをするように促した。その結果、皆理解できたようで効率的なペダリングへと修正する努力が垣間見え、実業団の大会では、数名の選手が自己新記録を出すに至った。現在世界の主流になりつつある高負荷のギヤを使用せず、低負荷のギヤを使用した段階的かつ基礎的なトレーニングを重点的に行う我々のプログラムに対して、ある参加者からは、自国では高負荷のトレーニングばかりであるが、このように基礎的なプログラムを繰り返し行うことの重要性・必要性が理解できた旨の意見を受けた。特に若い選手に関しては、フィジカル・スキルはまだまだ発展途上ではあるが、このまま良い指導を受けていけば将来はアジアを代表する選手となりうるポテンシャルを十分持っていると推察できる。慣れない土地・食文化・生活風習における2週間のキャンプで特に若い選手は成人コーチの帯同なしでのトレーニングは、フィジカル的にはもちろんのことメンタル面でもかなりのストレスがあったと思う。実際、後半期にはかなりの疲労度が見えた。しかしながら、全員トレーニングではベストを尽くし日程を終了した。自転車に関する知識の習得と同時に精神面でも貴重な経験を積み、一回り大きくなって母国へ帰国させることができたと推察できる。


11.今回の対応及び今後の課題

今回の受け入れ対応で課題と考えられる点は、気候の影響による選手の健康管理である。タイ王国の選手が、来日直後に主に下肢の筋痙攣によるトレーニング継続不能となった事象が生じた。それは、寒さ、航空機搭乗を含む長期移動による脱水、そして時差による睡眠不足のための体疲労が重なったものであると推測できた。今回、自国に比べての寒冷に関する注意喚起情報は各国に事前に流していたものの、その寒さは参加者にとっても予想以上であったようである。従って次回からは事前に出来る限りの情報を流すことに加えて、気温、水分摂取やトレーニングのプログラミングの工夫によりそれらの問題解決を図っていくこととしたい。トレーニングのエネルギーの源となる食生活に関しては、和食と似た食文化、所謂米食中心の国々の参加者であったものの、カザフスタンが来日することを想定して西洋食材の在庫を多く仕入れてしまったため、欧米食のメニューが多かった。選手からもう少し和食を食べたかった旨のアンケート回答も受けている。過去来も、調理スタッフは食材や味に気を使って食事を提供してくれているが、更なる連携となるべく早い段階での情報共有により食問題を解決することとしたい。心配された上気道感染症に関しては、罹患する者は出なかったが、万が一場合の服薬によるドーピング問題もあるため、毎回の注意が必要であると感じた。
その他、日本サイクルスポーツセンターが受入れ及び指導を実施している地元静岡県立伊豆総合高等学校の体育科選択授業で伊豆ベロドロームにおけるトラック競技の授業の際には、参加選手の大部分は同年代ということもあり、共に走路を走行したり、ペアでストレッチを学んだりしてお互いに有益な国際交流を図った。また、同校長先生のお招きにより参加者は、学校に訪問して日本における高校生の授業の見学や伝統芸能部の和太鼓体験等をさせていただき、自転車のみならず日本文化の知見も習得することができた。このように、地元との交流などは双方に有益であると思慮されることから今後も機会の創設に務め実現していきたいと思う。


12.参加した感想・意見交換等ディスカッションの内容    別添「トレーニングキャンプに関する感想アンケート」による



2013 The Second training camp

Continental Cycling Center Shuzenji (CCC Shuzenji) held “2013 Second Training Camp at CCC Shuzneji”, accepted and trained cyclists and coaches in Asia area who recommended by their National Federation.


1. Purpose

We should promote of cultivation and turning out of flourished athletes at world-wide events in the future from this camp as Asian cycling training center under the World Cycling Center(WCC) concept propounded by Union Cycliste Internationale(UCI). In this time, participant’s composition is widely age from youth to elite category. Therefore, we will program the training based on long term vision for their cultivation suitable age and level. Regarding riders who have experience of participation of our training camp in the past, we will program for step up to the next stage by the exact assessment about increasing degree of physical and skill than before our training camp. Regarding novice riders for our camp, we promote to acquire skill and knowledge for cycling by basic program. Also, regarding elite rider, of course we train him for not only skill-up of himself, but we also provide him about knowledge and technique as coach. Because he has a good potentiality to become a good coach in the future.


2. Period

From 8th November to 21st November 2013


3. Participants as appendix list

Total 3 countries and area   6 riders

        a) Hong Kong China        2 riders

        b) Shingapore                 1 riders

        c) Thailand                      3 rider


4. CCC Shuzenji coaching staff

        General supervision        MASAO YAJIMA (Superintendent of CCC Shuzenji)

        Staff                              MASATO TSUCHIYA (Manager of CCC Shuzenji)

        Staff and coach              NAOHIRO NODA (Assistant manager of CCC Shuzenji)
        Head coach                   AKIRA KATO (Head coach of CCC Shuzenji)
        Coach                           KAZUO MIYACHI (Coach of CCC Shuzenji)

        Assistant coach             HISASHI FUJII (Assistant coach of CCC Shuzenji)

        Assistant coach             SHOGO KOBA (Assistant coach of CCC Shuzenj)


5. Facilities
Izu Velodrome (Indoor wooden 250m track), Cycling sports science laboratory (Keirin school), Cyctel (accommodation), weight training room, medical room (administrator tower), office/conference and meeting room (in velodrome)


6. Items

disk wheels (front and rear), spare wheels (front and rear), transceivers, national flags, stop watches, digital camera and movies, blankets, vehicles (2ton truck,micro bus, ban),compressor, heart rate monitor, lap top, printer, 1/1000 electric time keeping system, count down timer, rollers, office function, others(equipments, spare parts and so on)


7. Substance of training

In this time, the participants came from Hong Kong China, Singapore and Thailand. It was wide age group from youth (15-16 years old) to elite (31 years old). All participants could arrive in Japan at same day, so we could practice all program commencing bench test for pedaling power and skill in Keirin School at one time. Incidentally, Kazakhstan also applied to the camp, but they could not come to Japan due to their budget problem, so they canceled to take part in the camp.

Regarding HKG and SIN riders have own all data in CCC, because they have experiences to take part in our training camp in the past. So, we compare that their data for result of the test, riding form, pedaling skill and so on both of this time’s one and the past one. And we feed back to them immediately and coach for their step up to the next stage. THA riders were first time for our training camp and so young age, so we took care to program basic training contents and advice. Regarding timing for feedback of all data, we provided the data with graphics of their actual riding form and pedaling to them so that riders could link the data and own form and pedaling. Also, we seemed that they could understand our advices by visualized data. We adjusted their bike positions which could be thought to forward from power to propulsion power effectively based on the data. And we used heart rate monitor and measuring and managing rider’s heart rate for training based on the theory of sports medical and science. Usually, we do time attack by electrical time keeping for effect measurement of our training on the final day of the camp. But in this time, riders could take part in ‘The 44th JBCF All Japan Track Championships’ at Izu Velodrome on 17th Nov. under kindly cooperation by Japan Businessman Cycling Federation. They took part in time trial in the race as open participation. They could do time attack in an atmosphere different of everyday training. We also practiced for weight training in midterm, we focused their form and exhorted its importance and necessity.

This session was in November, but it continued colder temperature day in the term than usually. All riders come from warmly countries than Japan, so we took care their condition without training, too. We obligated they must fill in their weight and heart rate just after waking up, we checked it everyday for condition monitor and exhorted its importance. Also, we obligated to gargle their throat by salt water when come back from outside every time. There was rider had an owie her knee by hard training, but our head coach who has license of acupuncture moxibustion doctor treated and alleviated her.


8. Effect of training

 As noted above, after our advice to riders for riding form and pedaling, we provided continuous photos of their riding at start and finish of every training, so that riders could are doing training with a good image and point. In the result, we seemed all riders could understanding and tried to rearrange to the effective pedaling. Some riders could have own new record in the JBCF Track Championships. We don’t use heavy gear at training that is trend in the world, we did basic training by light gear ratio depending on their level and age in this time. Regarding the training, one participant said their almost training by heavy gear in their country, but he/she understands its importance and necessity about repeated basic training. Especially, young riders are developed athletes about physical and skill, but they have a good potentiality to become a representative athletes if they will be provided a good coaching in the future. We think they had a lot of stress in the camp for physical and mental, because they must be trained and stay in unaccustomed region, food and life style for 2 weeks without their coach. Actually, they were very tired latter half of the term. However, all participants tried to do training best and finished the schedule. They could get a lot of knowledge for cycling and have a precious experience for mental. We can infer they become a larger athlete than before and came back to their countries.


9. Our responses in this camp and tasks ahead

The proposition in this camp is health control for riders due to the effect of weather and temperature. Thailand rider could not continue to be trained by cramped her leg. It’s contemplated that cold temperature, dehydration due to long trip and lack of sleep. In this time, we informed them about information calling for cold, the temperature was exceed participant’s expectation. So, we must inform to participants about weather information before the camp at next time, too. Additionally, we also must solve that problem by arrangement of training program, temperature, liquid intake and so on. Regarding nutrition (meals) resourced for energy, all participants in this time live on rice culture countries similar to Japanese food. Kazakhstan also applied to the camp, but they canceled just before, so western foodstuffs were overstocked. There were a lot of western menu. The riders answered in our question about this camp that they wanted to eat more Japanese food. In the past our chefs were mindful of participant’s food menu best suited to them. We must solve problem of meals menu by cooperation and intelligence sharing between our department and restaurant. There is no rider who was affected with URTI. But we should take care of disease and medicine for riders from a viewpoint of doping control in the future. And some training were done with physical education class of Izu-Sogo High School teaching by us at Izu Velodrome. Both of age of participants and high school students is very close, so it was a wonderful international exchange by sharing velodrome, pear stretching and so on. Also the principal of this school invited our participants to the high school and they could watch the Japanese classroom at high school and have an experience of traditional arts about Japanese drum and so on. They could get knowledge of Japanese culture, too. It’s wonderful opportunity for both of them, so we will continue to try to make like it in the future.


10.Participant’s impression and change of opinion and so on    As appendix ‘questionnaire of impression about our training camp’

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